HarvestRoom
2014 / インスタレーション
日常の中で誰かによって処理された死をただ受け取るばかりの私は、どうしたら死を自分のものに出来るのだろうか。
自らで捌いて食べた獣の骨を磨いて、私が見たその生と死をペインティングした。骨は獣の死に見立てたガラスのキャビネットに並べて閉じ込める。
キャビネットのお腹からは動物的なうめき声が聞こえてくる。これは、複数の人間がその獣を思って鳴いた声。
壁や床には獣の住んでいた山や、取り出された心臓の写真や、料理して食べるまでの文章が配置されている。
食べられてしまった骨の持ち主の正体は、最後まで明かされない。
会場 CAPSULE/SUNDAY
素材 獣骨、毛皮、写真、キャビネット、鳴き真似の声
サイズ 可変